退屈な日常を吹き飛ばしてくれるような、おすすめホラー漫画の特集です。
ただ怖いだけじゃなく、読み応えのあるストーリーが魅力の漫画をご紹介します。
ホラー好きの方は是非覗いてみて下さい。
ホラー漫画作品リスト
1.座敷女
王道のホラー漫画といえば、真っ先にこの作品が思い浮かびます。
一人暮らしの大学生である主人公の森ひろしは、ひょんなことから得体の知れないストーカー女サチコに付きまとわれます。
女は垂れ流した髪の毛に、異常な長身で化け物のようなビジュアル。
考え方や行動もサイコパスでぶっとんでいます。
ストーカーされる森ひろしが精神的に追いつめられ、どんどん疲弊していく様子が恐怖を物語っており、見どころです。
1巻で完結していますが、ずしんと心に残る漫画です。
関連記事
2.ヒメアノ~ル
清掃会社で働く主人公たちの平凡な日常をサイコパスな人間がぶち壊してしまいます。
衝動的に殺人を犯しまくる…サイコパス男の森田 正一(もりた しょういち)の狂気ぶりがすごく、本当にゾクゾクさせられます。
ほのぼのとしたシーンから、一気に血生臭くなるシーンのギャップが読みどころです。
作者の古谷 実(ふるや みのる)さんの漫画は、『行け!稲中卓球』が有名ですが、ヒメアノ~ルのような闇の深い漫画のほうが面白いと感じます。
全6巻で完結と比較的コンパクトに読めるのもおすすめポイントです。
関連記事
3.ミュージアム
主人公の刑事、沢村 久志(さわむら ひさし)はある連続殺人事件の捜査担当をすることになります。
連続殺人の犯人は、カエルのマスクを被った猟奇的な男でした。
カエル男は殺人をアートと考えており、殺し方に異常な美学やこだわりを持っています。
カエル男の異常性と、それに立ち向かう沢村との対決が見どころです。
沢村は家族も巻き込まれてしまい、個人的にもカエル男を何としても捕まえなくてはなりません。
迫力のある謎解きバトルが、全3巻完結というスピーディーな展開で読むことができます。
関連記事
ミュージアムは2013年~2014年にかけて連載されていたホラー系の漫画です。この作品は2016年に小栗旬主演で映画化もされましたので有名かと思います。
4.うずまき
ホラー漫画としては王道であり、うずまきをテーマとした斬新なアイデアに中毒性をプラスした作品です。
物語の舞台となる黒渦町では、住んでいる人々に異変が起こり始めます。
人格や表情が不気味に変わってしまう人間や、姿かたちまで変わってしまう人間まで現れます。
その原因は、すべて「うずまき状のもの」にありました。
単行本は全3巻で完結しています。
『富江』シリーズでも有名な伊藤 潤二(いとう じゅんじ)さんの描く、独特な世界観が楽しめる漫画です。
関連記事
うずまきは1998~1999年にかけて連載されていたホラー漫画です。タイトル通り「うずまき」を題材にした斬新な作品です。2000年に映画化もされています。
5.ガンニバル
食人文化をテーマにしたホラー漫画です。
主人公の阿川 大悟(あがわ だいご)は、供花村(くげむら)という不気味で閉鎖的な村に、妻子を連れて駐在として赴任します。
最初は友好的だった村人たちですが、大悟が「村人が人を食べているのでは?」と疑念を抱いたことで怒りを買うことになります。
執拗に村人たちに監視されることになった阿川一家は、村人全員が敵にみえてきます。
グロシーンもあり、サスペンス的な謎解きも読みごたえがあり、村八分のようなダーク要素が好きな方におすすめです。
コミックスは全13巻完結で、2022年12月からディズニープラスで実写ドラマも公開予定の作品です。
6.隣人13号
異常なまでの暴力性と容赦のなさに圧倒されてしまうホラー漫画です。
主人公の村崎 十三(むらさき じゅうぞう)は小学校時代に顔に硫酸をかけられる等、凄惨なイジメを受けていた過去がありました。
そのトラウマから「13号」という狂暴な別人格が生まれた十三は、大人になってからも復讐の機会を狙っています。
イジメの主犯格であった赤井トールと同じハイツに引っ越し、職場も同じ建設会社で働き始めます。
関係のない人を次々と巻き込んでいく復讐劇は恐怖そのものです。
単行本は全3巻完結で、作者の井上 三太(いのうえ さんた)さんは、他作品『TOKYO TRIBE』『惨家』でも有名です。
7.惨家
井上 三太(いのうえ さんた)さんの作品で、『隣人13号』の続編ともいうべき漫画です。
正義感を持ったサラリーマンが、電車の中で一人の男を注意したことで悲劇が起こってしまいます。
勇気を出した行動が、自身の家族をも巻き込んでしまう…まさに触らぬ神に祟りなしです。
この漫画を読めば、世の中には絶対に関わってはいけない人間がいる、ということをしみじみ思わせてくれます。
当記事投稿時点で単行本2巻が発行されています。
8.アウターゾーン
1990年代の『週刊少年ジャンプ』の黄金期に連載されていたオカルト漫画です。
アンティークショップの店主である謎の美女ミザリィは、訪れる客に不思議な力を持つアイテムを授けます。
アイテムを使う人の心によって、ハッピーエンドにもバッドエンドにもなるストーリー性が醍醐味です。
人間の汚い部分が随所に描かれており、どの話にもきちんとしたオチがあるので「この話はどうやって終わるんだろう?」とワクワクしながら読める作品です。
ジャンプコミックスDIGITALで全10巻完結で、続編の『アウターゾーン リ:ビジテッド』は当記事投稿時点で単行本3巻が発行されています。
9.クダンノゴトシ
ある大学の旅行サークルメンバーが、旅行中に車で「得体のしれないなにか」を轢いてしまったことから物語は始まります。
その日から不可解な出来事が起き、「7日後に死を迎える」という呪いにかけられていくサークルメンバー。
呪いを解決するために、それぞれが情報収集を行いますが、次第に疑心暗鬼になっていき、メンバー間の人間関係に亀裂が生じていきます。
人間の醜さが露骨に描かれていくシーンや、感情をリアルに表現している作画の高さが見どころです。
単行本は全6巻完結となっています。
10.怪人X~狙われし住民~
ご近所トラブルを題材にしたサイコパス漫画です。
一家でとある住宅街に引っ越してきた君塚(きみづか)一家でしたが、近所にはクレーマーな老婆や、不気味で人相の悪い男など、問題のありそうな人間が住んでいました。
トラブルになりそうなとき、町の役員をしている高山(たかやま)というマッチョ男が親切心から近づいてきます。
しかし、高山こそが最も危険でサイコパスな住人でした。
狡猾に人の弱みにつけこむ高山の行動に恐怖を覚えつつ、ついついページをめくって夢中で読んでしまうほど面白い作品です。
単行本全3巻に、人間の狂気が詰め込まれています。
11.女囚霊~塀の中の殺戮ゲーム~
ある女性刑務所を舞台にしたホラー漫画です。
人の顔の絵がとても怖いので、それだけで恐怖心が倍増します。
女囚霊が出ると噂される独房では、入った受刑者の多くが謎の死を遂げてしまいます。
でも、本当に怖いのは生き残ってしまった場合でした。
人間が異常性を帯びていくストーリーや、予想外の結末までを単行本1巻完結でまとめあげている作品です。
最後に
以上がおすすめホラー漫画特集でした。
ホラー漫画にはついつい読んでしまう、人間の好奇心を刺激する不思議な魅力があると感じます。
ゾクゾクしたい方には是非読んでいただきたい作品集です。